2013年 徳島県自閉症協会総会・記念講演会 について

2013年 徳島県自閉症協会総会・記念講演会 について

5月12日は、徳島県自閉症協会総会・記念講演会でした。

「逃げ遅れる人々〜東日本大震災と障害者」のDVD上映会と、
震災直後から逃げ遅れた障害者の支援を続け、表面化しない障害者の問題を調査しひとりひとりに向き
合ってこられた「NPO法人さぽーとセンターぴあ 代表理事 青田由幸氏」にご講演頂きました。

 自宅を避難所とできるように準備する自助が必要。
 ひとりでは判断力が乏しく避難できない知的障害者を避難させるには、公的支援を待つ時間はなく、共助が必要。つまりお隣さん、コミュニティの連携が必要。
 そして、緊急避難の後は、その命を守るための公的援助、公助が必要となってくる。

でも、案外、障害のある人やその家族の要望が表面化せず、命に関わる状況に陥っていることが少なくない。誰にも発見されず、知られず、じっと耐えるしかなかった障害者。
誰かが見つけ、誰かが支援の手を差し伸べていかなければ、生きることができなかった障害者。今も、その状況は続いている。
 報道に出ているのは、本当にわずかな情報。それも、真実でないことが多いとお話下さった。
 被災地をもっと知ることが必要だと教えられた。何が起こるのか、何を準備しなければならないのか、私たちは、自分たちの準備としてだけでなく、今も苦しんでおられる方に心を寄せ、考えていかなくてはならない。

・・・「思い」のある人は違う。本物の支援者。青田さんに出会えて、本当に幸せでした。
沢山のことを教えられました。有難うございました。
「思い・言葉・行動」!!