知的障害のある人への取り調べの録音・録画について

知的障害のある人への取り調べの録音・録画が始まっています。

http://www.ikuseikai-japan.jp/pdf/activity05_kashika_ikuseikai.pdf


検察では2011 年10 月から、警察では2012 年5 月から、知的障害によりコミュニケーション能力に問題のある人が被疑者として取り調べを受けるとき、すべての過程を含む録音・録画(取り調べの可視化)が開始されています。さらに、一部では心理・福祉関係者の立ち会いも行われています。
知的障害のある人の多くは、抽象的な概念や過去の出来事を理解し、説明するのが苦手です。質問者に対して迎合するように答えてしまう人もいます。
こうしたことで、知的障害のある人は冤えん罪に巻き込まれやすいのです。真実をきちんと明らかにし、冤罪を生まないためにも、取り調べの全面的な録音・録画や心理・福祉関係者の立ち会いがはじまっていることを知ってください。